1981年～1984 年にフジテレビ系列にて放送された「時代劇スペシャル」の中の「傑作怪談シリーズ」として人気を博した「魔界番町皿屋敷」と「大奥悪霊の館」を初ソフト化！2作品を収録したDVDが登場!!1981年8月7日に放送された「魔界番町皿屋敷」は、高家・青山播磨と腰元・お菊との身分違いの恋に陰謀渦巻く怪奇時代劇。田村正和が主人公・青山播磨を熱演し、やむを得ず斬らねばならなかったお菊の怨念の助けを借りて、策謀家たちを倒し恨みを晴らす！1981年9月4日に放送された「大奥悪霊の館」は、九代将軍・家重の治世、常盤を筆頭に千人にもおよぶ女だけの世界・江戸城大奥を舞台に、町娘から大奥女中になったおとしが見た、大奥の女たちの嫉妬と怨念渦巻く地獄絵巻が描かれる。 ＜収録作品＞ 「魔界番町皿屋敷」（1981年8月7日／フジテレビ系にて放送） 青山播磨は家宝の皿を割った罪でお菊を斬った。播磨のお気に入りのお菊だったが、格式高い青山家の名を守るために播磨はやむなく手討ちにしたのだ。それ以来、古井戸から声が聞こえ、天井から血が滴るなど怪現象が相次ぐ。そんな中、新参の女中・お雪が青山家に入った。お雪は、実はお菊の妹であったが、ある晩お雪の枕元にお菊の霊が現れ事の真相を告げる。青山家を妬み、養子の播磨を失脚させようとする一味がいたのだ。 「大奥悪霊の館」（1981年9月4日／フジテレビ系にて放送） 九代将軍家重の世、町娘のおとしは偶然にお逸の方の目にとまり大奥の女中に召し上げられる。お逸の方は家重の寵愛を受け懐妊していた。お幸の方は家重の足が遠のくにつれ、お逸の方を激しく恨み流産させようと罠を張り巡らせる。そんなころ、開かずの間の怨霊の噂で大奥は持ちきりとなる。お幸の方やお逸の方も不気味な手に首を絞められる。この一連の騒動をひそかに見ていたのは年寄・常盤だった。